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T邸は、開口部のない外壁や、軒下の板壁に沿って深く入り込んだ玄関ポーチのデザインで個性を主張しつつ、

室内に自然光をたっぷり取り込めるよう、中央テラスを配置したコの字フォルムにするなど、暮らしの快適性能も大切に設計しました。

そのバランス感覚は室内も同様で、「家の中を仕切らず、ひとつの空間にしたい」という

施主ご夫妻のシンプル志向を生かした、ハイセンスでありながら機能的な空間になっています。

T邸を象徴する土間リビングは、玄関ポーチから続く土間部分と室内フロアを融合させた24帖スペースで、

薪ストーブや多機能な大型シュークロークなど、半屋内ならではのガジェットを配置しました。

自由に使えるようにと備え付けの背面収納を天板のみにしたキッチンや、

ドライスペースを充実させるため、脱衣室に洗面台を置かず、トイレ前に移動させて手洗い場と兼用にするなど、

場所によってシンプルにしたり多用途にしたりと、

平屋造の限られたスペースを巧く活用しているのも特徴的で、ユニークな空間設計が隅々にまで行き届いている。

 

施主様のお気に入りポイント

やっぱりリビングですね。料理をしながら、くつろぎながら、遊びながらと、

家族が思い思いのことをしていても、いつも一緒にいられる安心感。

ずっと家族の温かみが感じられる大好きな場所です。

テラスは夏から秋にかけて大活躍してくれそうで今から楽しみです。